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閣議後会見する阿部俊子文部科学相=2025年5月20日、東京都千代田区

 文部科学省は20日、世界トップレベルの研究力をめざす「国際卓越研究大学」の第2期公募に、東京大や京都大など計8大学からの申請があったと発表した。今冬までに、政府がつくった10兆円ファンドから支援する大学を決める。

 第1期の東北大は今年度154億円の支援を受けており、最終的に数校を認定する方針。8校は受け付け順に、大阪大▼京大▼早稲田大▼東大▼九州大▼東京科学大(旧東京医科歯科大と旧東京工業大が統合)▼筑波大▼名古屋大。8校とも第1期にも応募していて、第2期は今月16日まで公募していた。第1期には東京理科大を含む計10校が手を挙げていた。

 第1期の選考では、東北大を含む3校を最終候補に進んだが、東大、京大は落選した。東大は2期向けの申請書で「変革を阻んできた旧態依然の構造を打破し、自己変革する」と強調。京大は「自由の学風のもとで、社会を変革する価値を生み出し続ける知の拠点をめざす」などとしている。

 阿部俊子文科相は20日の閣議後会見で「国内外の若手研究者を引きつける魅力的な研究環境を実現する大学を選定したい」と話した。

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